介護サービスを利用したい人の相談に乗ってケアプラン(介護計画)を作成し、利用者と介護事業所・介護施設・医療機関などの仲介役を果たす事がケアマネジャー(介護支援専門員)の役割です。
一方で、一部の悪質な居宅介護支援事業者が摘発されるケースも多く、業種全体のイメージは下降傾向。さらには、居宅介護支援を地域包括支援センターに一本化する動きも見られ、ますますケアマネジャーの働き口は厳しくなると予測されます。
しかし、ケアマネジャーは介護においてこれからも必要な職種で、個々のスキルとやる気次第では、まだまだのりしろが大きいと言えるでしょう。
ケアマネジャーの資格について
ケアマネジャーとして働くには介護支援専門員の資格取得が条件となっています。介護支援専門員試験の受験資格は下記の2つ。
- 医療、福祉、リハビリといった分野の国家資格を持ち5年以上の実務経験を持つ者
- 10年以上の介護実務経験を持つ者
また、主任ケアマネジャーといった介護支援専門員の上位資格もあります。主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーとしての実務を5年以上経験し、所定の研修を受ける事で取得する事ができます。主任ケアマネジャーが取得ができれば、地域包括支援センターといった人気の求人においては有利に働くことでしょう。
これから狙うべきケアマネジャー求人
地域包括支援センターの求人
先述でも説明しましたが、ケアマネジャーの仕事は居宅介護支援事業所から地域包括支援センターへと徐々に移行しつつあります。事実、ここ最近で多くの居宅介護支援事業所が廃業へと追い込まれており、小規模な事業所では経営が難しいという何よりの証拠と言えるでしょう。そのため、これからケアマネジャーとして働く場合、真っ先に狙うべき求人は地域包括支援センターと考えられます。
ただ、地域包括支援センターの数は居宅介護支援事業所に比べまだまだ少ないのが現状。東京都では居宅介護支援介護支援事業が3,627箇所に対して、地域包括支援センターは368箇所と約1/10となっています。つまり、それだけ競争率が高く、よりスキルの高いケアマネジャーが優先的に採用されています。
介護施設のケアマネジャー求人
居宅介護支援という業態にこだわらず、特別養護老人ホームやグループホームといった介護施設のケアマネジャーとして働く方向もあります。毎月のノルマなどまるで営業会社のような居宅介護支援事業所とは違い、介護施設のケアマネジャーの仕事は入居者の介護計画管理が主な仕事。
施設によっては100人分のケアプランを管理しなければなりませんが、大きく容態が変化する入居者は少なく、何よりノルマに追われるプレッシャーとは無縁です。
ケアマネジャーの転職におすすめな介護求人サイト
介護福祉士と並び、ケアマネジャーも介護職の花形といえる職業です。多くの介護求人サイトでも多くのケアマネジャー求人を取り扱っています。
その中でも特におすすめしたい介護求人サイトはニッソーネットが運営する「かいご畑」。介護人材事業最大手企業が運営しており信頼できます。
かいご畑
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