サービス提供責任者(サ責)は訪問介護事業所やデイサービスでの管理職にあたる役職で、事業所のマネジメントにも関わる重要なポジションです。
サービス提供責任者の主な仕事は、現場で働く職員の勤怠管理や指導、またサービス利用手続きや訪問回計画書の作成など利用者様の対応となっています。
サービス提供責任者に必要な資格とは?
サービス提供責任者に求められる資格は介護保険法によって下記のように定められています。
- 介護福祉士の資格保持者
- ホームヘルパー1級の修了者
- 介護職員基礎研修の修了者
- 実務者研修の修了者
- 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の修了者で実務経験が3年以上かつ実働日数540日の者
- 看護師、准看護師、保健師の資格保有者
- その他、各都道府県が定める研修修了者
ただし、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の有資格者をサービス提供責任者に配置した場合、事業所に充てられる介護報酬が10%減算となるため、実務者研修や介護福祉士といった上位資格を持っていなければ採用されにくいでしょう。
サービス提供責任者の求人は事業所の規模で選ぶ
何をするにも自分1人しかいない役職は大変ですよね。分からないことがあっても質問することができない、自分1人に責人が重くのしかかる、風邪をひいても気軽に休むことができないなどなど…。
サービス提供責任者も基本的には事業所に1人という場合がほとんどです。つまり、サービス提供責任者として働きたいのであれば、それなりの覚悟が必要になります。しかし、サービス提供責任者が2人以上配置されている事業所であれば、そういった不安も和らぐはずです。
利用者数が80人規模の事業所が狙い目
サービス提供責任者の数は介護保険法で定められており、利用者数が40人までなら1人、80人なら2人といった具合に、サービス利用者数に応じてサービス提供責任者の配置数は異なります。つまり、規模が大きい事業所ほどサービス提供責任者の数が多く、これからサービス提供責任者を目指す方にとっては働きやすい職場となるはずです。利用者数が多ければ、それに比例して業務量も増えますが、数名で業務分担をしますし、頼れる先輩が傍にいるということは心強いですよね。
事業所が抱える利用者数は求人情報に掲載されていませんが、自社のホームページ上で利用者数を公開している企業や事業所もいくつかあるようです。
インターネット検索以外にも、転職支援サービスに登録し、担当の人材コーディネーターに聞くことができます。転職支援サービスなら「この事業所はサ責を何名配置していますか?」と率直に聞くことができ確実で簡単ですね。
サービス提供責任者の転職におすすめな介護求人サイト
サービス提供責任者の派遣求人も数多く募集されていますが、どこの求人サイトも時給1200円前後と給料は低め。ですので、サービス提供責任者として働くなら正社員求人がおすすめです。
サービス提供責任者の求人を多く取り扱っている介護求人サイトなら、ニッソーネットが運営する「かいご畑」がおすすめ。
かいご畑
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