介護事務(ケアクラーク)

介護事務

介護事務はその名通り介護施設や事業所で働く事務員のことです。一般的な事務職が行うような来客対応、受付業務、電話対応、データ入力といった業務に加え、レセプト作成やケアマネジャーのサポート業務とった業務も行います。

目次

介護報酬の請求業務

介護サービスの運営費用は、1割が利用者負担で残りの9割が国や自治体の負担(一定以上所得者の場合は利用者2割負担)となっています。ですので、介護施設や事業所は定期的に国や自治体に負担額を請求する必要があります。

介護事務員は請求時に必要な請求書(レセプト)を専用のパソコンソフトを使って作成します。また、利用者に対しての請求業務もあるので、料金明細書や利用者向けの請求書の作成も行います。

ケアマネジャーのサポート業務

介護事務とケアマネジャーは密接な関係にあります。利用者のケアプラン(介護計画)はケアマネジャーが考案しますが、実際に書面化するのは介護事務の仕事だったりします。ですので、職場ではケアマネジャーと連携を取りながら、一緒にケアプランを作成していく形になります。

施設運営に関する業務

使い捨て手袋、おむつ、身体拭きシートといった介護用品の補充や発注といった消耗品管理も介護事務員の仕事です。また、ヘルパーの勤怠管理、給与計算といった経理業務の補佐も兼任する場合もあります。その他に、施設のホームページの更新や求人情報サイトへの掲載依頼など、施設の運営に関する様々な業務も任せられます。

介護事務の平均給料

パート・アルバイト時給889円
正社員月収19万円年収340万円
派遣社員時給1127円月収16万円年収400万円

参照:介護求人ナビ 介護事務の給料(2016年4月時点)

介護事務の勤務時間

  • 日勤
  • シフト制

介護事務の休日

  • 週休2日
  • シフト制

介護事務の主な職場

介護事務の関連資格

  • ケアクラーク技能認定試験
  • 介護事務管理士
  • 介護事務実務士
  • 福祉事務管理士
  • 介護保険事務士
  • 介護保険事務管理士
  • 介護保険請求事務者
  • 介護報酬請求事務技能試験
  • 介護管理専門秘書検定資格

介護事務になるには?

介護事務として働くにあたって特別な資格は不要です。ですが、民間資格のケアクラークや介護事務管理士など持っていれば、それなりのアピールとなるでしょう。

レセプトには「カイポケビズ」のような専用の介護請求ソフトを使用して作成するので、ある程度のパソコンスキルは問われると思います。

また介護事務のみの募集は少なく、介護士や生活相談員との兼業で募集されている求人が多く見られます。ですので、介護士としての技術や知識もそれなりに求められるという前提で、お仕事を探すといいかもしれません。

介護事務のキャリアプラン

介護事務といて働く方の中には、業務を通じて介護報酬やケアプラン作成などについて深く学び、将来はケアマネジャーを目指しているという方も多くいます。その他は、年齢や体力的といった理由で介護士業務が難しくなった方が多いイメージがあります。

介護事務の転職におすすめな介護求人サイト

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