理学療法士とは、作業療法士、言語聴覚士とならぶリハビリテーション専門職で、PT(Physical Therapist)とも略されています。
主な仕事内容としては、医師の指示のもと「座る」「立つ」といった基本動作が行えるように、治療体操やマッサージを患者に行い、身体の機能回復をサポートすることです。
理学療法士の活躍の場は介護の現場だけでなく、プロスポーツ選手のリハビリサポート、障がい児関連施設での発達障害訓点など多岐に渡ります。
運動療法とは、治療体操や歩行訓練など手足の関節の動きを良くしたり、筋力を回復させたりするための機能訓練方法です。
物理療法
物理療法とは、温熱や電気光線などの物理的な刺激を用いて、痛みの軽減などの治療を行う機能訓練方法です。
日常生活活動訓練
日常生活活動訓練とは、実際の動作が円滑に行えるように、その動作を繰り返し練習する機能訓練方法です。
理学療法士の平均給料
パート・アルバイト | 時給1656円 | – | – |
---|---|---|---|
正社員 | – | 月収24万円 | 年収332万円 |
派遣社員 | 時給2013円 | 月収23万円 | 年収365万円 |
参照:介護求人ナビ リハビリ関係職の給料(2018年2月時点)
理学療法士の勤務時間
- 日勤
- シフト制
理学療法士の休日
- 週休2日
- シフト制
理学療法士の主な職場
入居型介護施設
- 病院(クリニック)
- 有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- サービス付き高齢者向け住宅
- グループホーム
- 障害者福祉施設
通所型介護施設
- デイサービス(通所介護)
- デイケア(通所リハビリテーション)
- ショートステイ(短期入所生活介護)
在宅医療
- 訪問看護
理学療法士の関連資格
- 理学療法士
理学療法士になるには?
理学療法士は国家資格ですので、国家試験に合格しなければ理学療法士にはなれません。また、理学療法士国家試験を受験するには、高校卒業後に文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設で3年以上学ぶことが必須となっています。
指定された養成施設には4年制の大学、3年制の短大、3年制または4年制の専門学校などがあり、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学などを講義や実習を通して学ぶことになります。ちなみに理学療法士国家試験の合格率は80%以上となっています。
理学療法士のキャリアプラン
最近では介護予防としても理学療法を取り入れている介護施設も多く、介護老人保健施設や病院だけでなく、有料老人ホームなど民間事業所での求人も目にします。
また、訪問リハビリとして独立するケースも多く、今後は理学療法士の新たな活躍の場も増えていくことも予想されます。
一方で、理学療法士の数も増えているため、介護業界でキャリアアップを目指すならプラスアルファで何か介護に関連するスキルを習得しておくといいかもしれません。
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