小室哲哉と介護。引退会見から見えた高次脳機能障害の妻KEIKOを支えた夫も想いとは?

 

小室哲哉と介護。引退会見から見えた高次脳機能障害の妻KEIKOを支えた夫も想いとは?

週刊文春が報道した、音楽プロデューサーの小室哲哉と看護師の不倫騒動。このことがきっかけで、小室さんは芸能界、音楽業界から引退すること決意しました。

しかし、記者会見を読み解いていくと、引退の背景には妻であるKEIKOさんの介護生活が深く関わっているようです。

そこで今回は、KEIKOさんを献身的に支えてきた小室さんの「介護」について、私的な感情を交えながら読み解いきます。

KEIKOの病状「高次脳機能障害」とは?

小室さんに妻、KEIKOさんは2011年に発症した「くも膜下出血」が原因で、高次脳機能障害をとなりました。高次脳機能障害の主な症状は、記憶障害をはじめ、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害です。

記憶障害 ・物事を忘れやすくなる
・新しいことが覚えられない
・同じ質問を繰り返す
注意障害 ・ぼんやりしてミスが増える
・複数のことを同時に行えない
・単純作業を長時間続けられない
遂行機能障害 ・計画を立てて物事を実行することができない
・他人に指示してもらわないと何もできない
・約束の時間が守れない
社会的行動障害 ・興奮すると暴力を振るってしまう
・思い通りにならないと大声を出す
・自己中心的になる

参考:高次脳機能障害情報・支援センター

今回の記者会見でも、KEIKOさんの日常を小室さんが説明していました。

  • 電話では3分程度しか会話が続かない
  • ピアノを弾いても30分で疲れてしまう
  • 音楽全般に興味がなくなった
  • あらゆる欲がなくなった
  • 大人としてのコミュニティーができなくなった
  • まともに会話できるのは年に数回

高次脳機能障害の影響によって、私生活でも「女性」というよりは「女の子」と接している状態とのことです。

リハビリのためでしょうか、記者会見では「小学4年生の漢字ドリルを楽しんでやっている」ということも伝えていました。

アーティストとしての復活どころか、社会復帰も難しい。周囲の期待とは裏腹、絶望的な中の介護生活だったはずです。

日本の高齢化社会や介護問題について考えて欲しい

1時間に渡る記者会見の最後に、小室さんは次のように語っています。

最後に一言だけいいですか。

僕たった1人の人間の言動などで、日本であったり社会が動くとはまったく思っておりませんが。

先ほども言いましたように、なんとなくですが、高齢化社会に向けてであったりとか、介護みたいなことの大変さであったりとか、社会のこの時代のストレスであったりとか、そういうことに少しずつですけど、この10年で触れてきたのかなと思っているので。

こういったことを発信することで、みなさんも含めて、日本をいい方向に少しでもみなさんが幸せになる方向に動いてくれたらいいなと心から思っております。

微力ですが、少しでも、なにか響けばいいなと思っております。ありがとうございます。

参照:【全文】小室哲哉が不倫騒動受けて引退発表 KEIKOとの夫婦生活を述懐「会話のやりとりができなくなった」

本当に表面的な言葉ですが、筆者の私にはズシンと響きました。

高次脳機能障害を患うKEIKOさんの介護は辛く大変だということ。

愛する人が別人になってしまったこと。

以前の幸せな日々が失われたこと。

怒りと葛藤し、悲しみを堪えること。

自分だけの話ではない。高齢者介護、障害者介護に携わる、多くのご家族が抱える問題だと感じた。

KEIKOさんは芸能人ということもあり、施設に預けるという選択肢はなかったのでしょう。それ以前に、小室さんには「愛する妻は自分が支える」という強い気持ちがあったはずです。

さらには仕事との両立。そして、自分自身もC型肝炎や難聴と戦いながら。あらゆるストレスに堪える中、唯一の安らぎを求めた…。

他の女性と密会していたという事実は、不倫を疑われても仕方ありません。

しかし、この「安らぎ」が世間に報道されたことで、小室さんの必死な人生を繋ぎ止めていた細い糸が、プツンと切れたのではないでしょうか。

一人の天才としてではなく、一人の介護者として

最後に。マスコミやネットでの反応を見ていると、復帰を願う声も多いようですが、私個人としては「無理だけはしないで欲しい」という想いがあります。

逆風が吹く中、注目が集まる中の復帰は身体的にも精神的にも辛い道になるでしょう。

そうなれば、再び仕事と介護の板挟み。そんなストレスを抱えるくらいなら、復帰なんてしなくてもいい。それよりも、ただKEIKOさんに寄り添って、穏やかに暮らして欲しい。

一人の天才としてではなく、一人の介護者として。

今回の一連の報道で、多くの人が介護問題と向き合うきっかけになればと願っています。

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