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看護師・准看護師

看護師(准看護師) 介護の仕事

介護の現場で働く看護師が一般的な病院で働く看護師が大きく違う点は、介護は治療を行う職場ではないということ。利用者や入居者の健康管理が主な仕事内容となっています。

ですので、高齢者の容態に異変があった場合は、その場で治療するのではなく医療機関と協力して適切な処置を行います。

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介護施設であれば看護師は絶対的なポジション

センターや施設内での医療行為は、医師や看護師のように医療資格を持っていないと対応できません。ですので、介護における医療行為は数名の看護師が全て管理することになっています。具体的な看護師の業務内容は下記になります。

  • バイタルチェック
  • 注射、点滴、採血のように針を使用する医療行為
  • 利用者や入居者が飲む服薬管理
  • たん吸引
  • 胃ろう高齢者への経管栄養対応
  • 褥瘡(床ずれ)の処置
  • 病院への緊急搬送対応
  • 施設の衛生管理
  • 介護スタッフのサポート等

介護士に指示を出し医療行為を手伝ってもらう

湿布を貼ったり塗り薬の塗布、また服薬等も医療行為となっていますが、現場では看護師が介護士に指示を出し対応してもらうケースが一般的です。

規模が大きい介護施設などで、数名の看護師で数十名の入居者の対応をするのは現実的じゃありません。グレーゾーンな部分もありますが、厚生労働省も黙認しており問題はありません。

本当はダメなことですが、看護師が常駐している特別養護老人ホームなどでは、資格を持たない介護士が経管栄養も行うこともあります。

病院勤務と比べると介護は楽?

病院で働いていた看護師が介護施設に転職してまず感じることが「全然忙しくない」ということ。急患やトラブルで慌ただしく院内を駆け回る病院勤務と比べ、介護施設では決められた業務をきちんとこなすことが求められます。

確かに時間の観点からでは介護施設の看護師業務忙しくありませんが、それだけ看護師の人数も少なく正確さも求められる職業となります。あとは、毎日お年寄りとコミュニケーションをとる必要があるため、看護業務以外での気配りも必要になってくるでしょう。

看護師の平均給料

パート・アルバイト時給1546円
正社員月収25万円年収363万円
派遣社員時給1780円月収26万円年収427万円

参照:介護求人ナビ 看護職の給料(2016年4月時点)

看護師の勤務時間

  • 日勤
  • 夜勤
  • シフト制

看護師の休日

  • シフト制

看護師の主な職場

看護師の関連資格

  • 看護師
  • 准看護師
  • 認定看護師
  • 専門看護師

看護師になるには?

看護師は国家試験になりますので、看護学校を卒業して国家資格に合格しなければなりません。看護学校は3年制の専門学校と4年制の大学があります。

ちなみに看護学校の入学倍率は4倍とかなり難関ですが、看護師試験の合格率は90%以上となっています。学校にさえ入学することができれば看護師になれそうですね。

介護業界なら准看護師で十分通用する

介護の看護師求人では准看護師の募集も非常に多く見られます。介護施設の看護師として働くことが目標であれば、ハードルの高い看護師ではなく、もう少し易しい准看護師の取得を目指してもいいかもしれませんね。年収に差は出ますが、仕事内容にそこまでの差はありません。

准看護師になるには、2年制の准看護師学校へ入学するか、高等学校衛生看護科(3年制)の卒業、もしくは高等学校衛生看護科(4年定時制)の卒業で准看護師試験の受験資格が得られます。ちなみに、准看護師経験が10年以上あれば通信制で正看護師にキャリアップすることも可能です。

看護師のキャリアプラン

病院勤務の看護師であれば、新人看護師の上に主任がいて、主任の上に師長がいたりと、同じ看護師でもキャリアがありますが、介護施設では多くて3人体制、少ないところでは1人体制となっているところが一般的ですので、キャリアップを目指すという感覚ではないでしょう。

ですが、看護師資格の上には認定看護師や専門看護師といった上位資格もあるので、そういった資格の取得を目指してもいいでしょう。

というのも、介護施設の中には高級老人ホームという職場もあり、そういった特殊な介護施設では、より高度な資格をもった看護師が求められているからです。

あくまで「この高級老人ホームには認定看護師や専門看護師が常駐している」という宣伝文句が目的ですが、在籍しているだけでそれなりの年収も期待できるでしょう。

看護師・准看護師の転職におすすめな介護求人サイト

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