介護用語には似たような言葉ですが、使う場面が異なったり、実は全く別の意味だったりする言葉がありますよね。なかでも、起床介助、離床介助、就寝介助、臥床介助の違いに困惑したという方も多いのではないでしょうか?今回は、職場で困惑しないため、また恥をかかないために、この4つの言葉の違いについて分かりやすいようにご説明します。
起床介助とは?
起床介助とは、朝起きる準備をお手伝いすることです。決まった時間に目を覚ましてもらうための声かけから始まり、寝巻きから普段着への着替えの介助、体調の確認、洗顔、排泄介助など、朝の一連の動作のことを総称して起床介助と言います。
離床介助とは?
離床介助とは、その名の通りベッドから離れる際の介助のことを言います。ですので、起床介助の体を起こす動作を離床介助とも言いますし、寝たきりの高齢者をトイレやお風呂に誘導する際の起き上がりも離床介助です。起き上がる動作の総称が離床介助となります。
就寝介助とは?
就寝介助とは、夜に寝る準備をお手伝いすることです。歯磨き、排泄、普段着から寝巻きへの着替え、服薬など寝るための一連の動作を総称して就寝介助と言います。
臥床介助とは?
臥床介助とは、臥床(横になる)動作の手伝いのこと。つまり、就寝介助でベッドに高齢者を寝かせることも臥床介助にあたります。それ以外にも、寝たきりの高齢者がトイレやお風呂から戻ってきて、ベッドに寝かせる動作も臥床介助になります。
職場によって使い方は様々
起床介助には離床介助が含まれ、就寝介助には臥床介助が含まれるといった認識で問題ありません。さらに言うのであれば、朝の介助は起床介助、夜の介助は就寝介助、それ以外でベッドから起こす動作は離床介助、ベッドに寝かす動作は臥床介助になります。一般的には、眠りに関係する介助かそうでない介助かになると思いますが、施設によってこの4語の使い方は様々なので、確認も兼ねて一度ベテランスタッフに聞いてみるといいかもしれませんね。
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